バザールネットとは|IAA大阪の共有在庫の仕組み、バザール+との違いと入会条件

バザールネットとは IAA大阪の共有在庫の仕組みと入会条件を公式ページで確認

バザールネットとは、大阪のオートオークション会場IAA大阪を運営する株式会社アイ・エー・エーの共有在庫サービスです。この記事は中古車販売ノウハウの一つとして、販売店の目線でバザールネットを取り上げます。IAA大阪の共有在庫の仕組みと入会条件を公式ページで確認し、即決方式のバザールネットと商談方式のバザール+の違い、掲載から引き渡しまでの流れを整理しました。最後に、バザールネットを含む複数の共有在庫に同じ車を1回の入力で載せる方法を紹介します。

この記事で確認した一次情報

バザールネットとは

バザールネットは、IAA大阪の会員が在庫車を即決価格で売買できる業者向けの共有在庫で、2008年に始まりました。運営する株式会社アイ・エー・エーは大阪府泉大津市に本社と会場を置き、平成21年6月23日に設立された会社です。会社概要には、自動車オークションの運営、会員向けサポートサービスと並んで、共有在庫サイトの運営が事業内容として書かれています。IAAの共有在庫には「バザールネット」と「バザールプラス(バザール+)」の2つがあり、どちらも24時間いつでも売り買いできる仕組みです。バザールネットではIAAのオークション査定員がオークション規約に基づいて査定するため、買う側はオークション会場と同じ基準で車の状態を判断できます。代金決済やクレーム処理もIAAオークションの規約に沿って運営されると公式ページに書かれています。

名前が似たサービスとして、bazarnet.jp というドメインの食品宅配サービスがあります。中古車の共有在庫のバザールネットはIAA大阪のサイト(i-aa.co.jp)の「共有在庫」のページから入ります。

項目株式会社アイ・エー・エーの会社概要
所在地大阪府泉大津市夕凪町1番2
設立平成21年6月23日
会場IAA大阪(水曜日開催)
主な事業内容自動車オークションの運営、会員向けサポートサービス、共有在庫サイトの運営
業務提携先アイオーク、オークネット、オートサーバー、プロトコーポレーション、ゼロ、陸送会社各社

バザールネットの即決方式と掲載先

バザールネットの売買は即決方式です。買い手は表示された価格で購入し、値引き交渉はありません。公式ページによると、出品した車はIAAのサイトだけでなく、オートサーバー[ASワンプラ]、アイオーク[一発落札]、トレードカービュー[IAA Co.LTD]、Quick[×ワンプライス]にも掲載されます。IAAは「約7万社のネット会員プラス90万人の海外バイヤー」が車を見られると案内しています。出品の手順は、IAAのオークション査定員が販売店の店舗まで出張して査定し、車の写真も3枚まで撮影して、査定から登録までをIAAが行う形です。出張査定は近畿圏内のみと書かれています。掲載期間は90日間で、有料で延長でき、最長180日間です。小売りしながら、オークションに出品しながら、ヤードに置いたまま出品できると案内されているため、店頭に並べている車を業者向けにも同時に出せます。

項目バザールネットの扱い(公式ページ記載)
査定IAAのオークション査定員による出張査定(近畿圏内のみ)
落札方法即決
値引き交渉なし
陸送会員が手配。出品店がIAAバザールヤードまで搬入し、落札店は連絡を受けてから4日以内に搬出
掲載期間90日間(有料で延長可、最大180日間)
IAAオークションへの出品バザールコーナー(9000番台)へ出品可。映像のみのコーナーのため出品時の車両搬入は不要

出張査定料の金額や成約時の手数料は、公開されているバザールネットのページには書かれていません。入会時の書類で確認してください。

在庫車を販売チャネルに一括登録

バザールネットに出す在庫を、他の共有在庫や海外向けサイトにも同じ入力で載せたい販売店は、対応チャネルをまとめた資料をご覧ください。

資料請求・お問い合わせ(無料)サービスの機能を見る

バザールネットとバザール+の違い

バザール+(バザールプラス)は、会員が自分で車を査定し、写真を撮って出品する商談方式の共有在庫です。バザールネットとの一番の違いは、査定を誰が行うかと、価格の決まり方にあります。バザールネットはIAAの査定員が査定して即決価格で売りますが、バザール+は会員の自社査定で、値引き交渉ができます。公式ページは、出品票と写真を送るだけで「45秒カンタン入力」で出品でき、面倒な車両情報入力が要らないと案内しています。陸送は指定陸送会社による自動陸送で、出品店の店舗から落札店の店舗まで運ばれるため、ヤードへの搬入は不要です。掲載期間は1年間で、無料で延長できます。商談方式なので在庫確認から入り、二重売りが起きない点も公式ページで強調されています。一方、バザール+の車はIAAオークションには出品できません。

比べる点バザールネットバザール+
査定IAAのオークション査定員(近畿圏内のみ)会員による自社査定
落札方法即決商談
値引き交渉なしあり
陸送会員手配(IAAバザールヤード経由)指定陸送会社による自動陸送
掲載期間90日間(有料延長で最大180日間)1年間(無料で延長可)
IAAオークションへの出品バザールコーナー(9000番台)へ出品可出品不可

買う側には「小売機能」があります。バザールネットの全掲載車について、各会員が設定した諸費用や利益を加えた金額で価格を表示でき、その画面を店頭のお客様に見せながら商談を続けられると、IAAの英語版ページに書かれています。自店の在庫が少ない時期に、展示していない車も商談の候補に加えられる機能です。

バザールネットの入会条件と入会の流れ

バザールネットを使うには、IAAの会員になる必要があります。IAAの入会条件のページでは、所轄公安委員会が発行した自動車取扱の古物許可証を取得して1年以上たっていること(1年未満は相談)、自動車販売営業所またはストックヤードを持っていること、1年以上の営業実績があること、IAAが求める入会書類を提出できることが挙げられています。入会の流れは6段階で、Webの入会フォームを送ると入会書類が郵送され、記入して返送した書類をもとにIAAが審査します。結果の連絡を受け、入会となった場合は入金し、メンバーズカードが届いたら取引を始められます。開業したばかりの販売店は、古物許可の取得からの期間と営業実績の条件を先に確認しておくと、申し込み後のやり直しを避けられます。入会金や会費の金額は、公開ページには書かれていません。

  • STEP1 入会フォームを記入して送信する。
  • STEP2 入力した住所に入会書類が届く。
  • STEP3 入会書類と必要書類を返信封筒でIAAへ返送する。
  • STEP4 IAAが入会条件などを審査する。
  • STEP5 結果の連絡を受け、入会の場合は入金する。
  • STEP6 メンバーズカードが届き、取引開始となる。

共有在庫そのものの考え方や、オートオークションとの違いは共有在庫とはで、業者向けに売る判断の材料は中古車の業販とはで扱っています。

バザールネットと他の共有在庫に同時に載せる方法

業者向けの売り先を増やすとき、共有在庫ごとに会員登録と車両入力を行うと、同じ車の情報を何度も打ち込むことになります。売れた後にそれぞれの共有在庫で掲載を止める作業も、サイトの数だけ必要です。日本カーネットの「在庫車を販売チャネルに一括登録」サービスは、車両販売管理ソフトに入力した在庫車の情報を、選んだ販売チャネルへまとめてアップロードします。国内の共有在庫ではバザールネットのほか、Quick×Quick、ASNET、アイオーク、JUテントリに対応しています。同じ入力で、TCVやCARFROMJAPANなどの海外向けポータル、中古車貿易会社サイト、中古車カーリース会社向けサイト、ヤフオク、自社専用の在庫ホームページにも載せられます。SOLDOUTの処理も一括です。

ご利用には、弊社の整備システムまたは販売システムが必要です。一部の登録先は、別途その登録先への申し込みが必要と公式サイトに書かれています。バザールネットについて、当サービス経由で掲載する場合の査定や搬入の扱いは、資料請求のときに確認してください。

まとめ

バザールネットは、IAA大阪を運営する株式会社アイ・エー・エーの共有在庫で、2008年から続いています。IAAの査定員が近畿圏内で出張査定し、即決価格で90日間掲載する方式で、出品した車はオートサーバー、アイオーク、トレードカービュー、Quickの各サービスにも表示されます。自社で査定して商談方式で出したい場合はバザール+があり、指定陸送会社による自動陸送と1年間の掲載期間が特徴です。使うにはIAAへの入会が前提で、古物許可の取得から1年以上、営業所またはストックヤード、1年以上の営業実績が条件に挙がっています。複数の共有在庫に同じ在庫を出す販売店は、一括登録の仕組みを使うと入力と掲載停止の手間をまとめられます。

バザールネットに関するよくある質問

バザールネットはどこが運営していますか?
大阪府泉大津市の株式会社アイ・エー・エー(International Auto Auction Co.,Ltd.)です。同社は毎週水曜日にオートオークション会場「IAA大阪」を開催しており、会社概要の事業内容に共有在庫サイトの運営を挙げています。バザールネットは2008年に始まったサービスです。
バザールネットとバザール+は何が違いますか?
バザールネットはIAAのオークション査定員が出張査定し、即決価格で売買する方式です。値引き交渉はなく、掲載期間は90日間です。バザール+は会員が自社で査定し、出品票と写真を送って出品する商談方式で、値引き交渉があり、掲載期間は1年間です。陸送もバザール+は指定陸送会社による自動陸送になります。
バザールネットに出品した車はどこに表示されますか?
IAAの公式ページには、オートサーバー[ASワンプラ]、アイオーク[一発落札]、トレードカービュー[IAA Co.LTD]、Quick[×ワンプライス]に掲載されると書かれています。約7万社のネット会員と90万人の海外バイヤーが見られると案内されています。
バザールネットを使うための入会条件はありますか?
IAAへの入会条件として、所轄公安委員会発行の古物許可証(取得1年以上、1年未満は相談)、自動車販売営業所またはストックヤードの所有、1年以上の営業実績、IAAが求める入会書類の提出が挙げられています。審査内容によっては追加の書類を求められる場合があります。
バザールネットの出張査定に地域の制限はありますか?
公式ページでは、オークション査定員による査定は近畿圏内のみと書かれています。近畿圏外の販売店や、自社で査定して出したい販売店には、会員が自社査定で出品するバザール+が用意されています。
在庫車の情報や顧客の管理は、どうすればよいですか?
販売する車の仕入れ値・整備費・売値、顧客の情報、注文書や保証書を1か所で扱えるのが車両販売システム(車販ソフト)です。整備も行う場合は自動車整備システム(自動車整備ソフト)とデータがつながるかを確認します。整備システム 比較や整備ソフト おすすめの情報を見るときは、整備ソフト 安いかどうかだけでなく、整備システム リースなしで始められるか、開業時の台数に合うかも確かめてください。

出典

この記事は次の一次情報をもとに作成しています(2026年10月4日確認)。

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