カーセンサーとグーネットの違い|運営会社と掲載の仕組み、MOTOR GATEとC-MATCH

カーセンサーとグーネットの違い 運営会社、掲載の仕組み、連動する在庫管理を公式情報で比べる

カーセンサーとグーネットは、どちらも全国の中古車を検索できる中古車情報サイトです。お客様から見ると似たサービスですが、掲載する販売店の側から見ると、運営会社、掲載までの流れ、在庫を登録する管理システムに違いがあります。この記事は中古車販売ノウハウの一つとして、カーセンサーとグーネットの違いを扱います。運営会社、掲載の仕組み、連動する在庫管理を公式情報で比べる記事です。掲載料が公開されていないことを踏まえた見積りの比べ方と、自店に合う選び方も整理します。

この記事で確認した一次情報

カーセンサーとグーネットの違い

カーセンサーとグーネットの違いは、運営会社と、販売店が在庫を登録する仕組みにあります。カーセンサーは株式会社リクルートが運営する中古車情報サイトで、販売店への営業はグループの株式会社リクルートカーセンサーが担っています。グーネットは株式会社プロトコーポレーションが運営し、1977年に名古屋で創刊した中古車情報誌「月刊中古車通信(現・グー)」から始まったサービスです。掲載台数は、2026年10月4日に各サイトのトップページで確認した時点で、カーセンサーが525,947台、グーネットが528,004台でした。規模はほぼ同じなので、台数だけではどちらかを選ぶ決め手になりません。販売店にとって違いが出るのは、在庫を登録する管理システムで、カーセンサーは車両掲載システム「C-MATCH」、グーネットは「MOTOR GATE」を使います。

比べる点カーセンサーグーネット
運営会社株式会社リクルート(営業は株式会社リクルートカーセンサー)株式会社プロトコーポレーション
始まり1984年に中古車情報誌『カーセンサー』を創刊1977年に「月刊中古車通信(現・グー)」を創刊
インターネットでの開始1996年に『CAR SENSOR on the NET』を開始1996年に「Goo-net」を開始
掲載台数(2026年10月4日確認)525,947台528,004台
販売店の管理システムC-MATCH(入稿と在庫管理)MOTOR GATE(掲載登録、販売管理、顧客管理、在庫管理)
掲載料公式サイトに料金表なし。プランを個別に提案公式サイトに料金表なし

カーセンサーとグーネットの運営会社と歴史

カーセンサーは、リクルートが1984年に創刊した中古車情報誌が出発点です。リクルートカーセンサーの沿革によると、1996年にカーセンサーnetの前身「CAR SENSOR on the NET」を始め、2010年に第三者機関による車両品質評価を載せる「カーセンサー認定」、2012年に「カーセンサーアフター保証」を始めています。リクルートのサステナビリティの記事は、2004年に全掲載車の車台番号の表示を始め、掲載手続きで車台番号が入力されなければ掲載されない仕組みにしたこと、契約が成立したらすぐに広告を非公開にする運用を作ったことを紹介しています。株式会社リクルートカーセンサーは2014年10月に現在の社名になった会社で、従業員数は327名(2026年4月1日時点)と公表しています。

グーネットを運営するプロトコーポレーションは、1977年10月に名古屋で「月刊中古車通信」を創刊し、のちに「月刊Goo」へ名称を変えました。1996年にインターネットの中古車情報サービス「Goo-net」を始め、輸入車の「GooWORLD」なども展開しています。2025年4月には、グーネットの物件ページに新車時オプション、整備点検記録簿、整備履歴のコンテンツを加えたと、同社の業界ニュースサイトが伝えています。

カーセンサーとグーネットの掲載の仕組み

カーセンサーの掲載案内ページは、掲載までの流れを三つの段階で説明しています。まずフォームから相談し、担当者からの電話でプランの提案を受けます。次に申込みで、名刺と古物商許可証のコピー(自社ホームページの情報でも可)を用意します。最後に掲載用の素材を撮影し、必要な情報を入力します。FAQでは、問い合わせから最短3週間で掲載でき、1台から掲載可能で店舗数の制約もないとされています。申込み後には審査があります。同じページには、6社の提携サイトに自動で掲載されること、第三者機関AISによる車両検査の「カーセンサー認定」、保証範囲350項目で期間を半年から3年で選べる「カーセンサーアフター保証」が案内されています。担当者が販売目標の提案や掲載後のフォロー、販売実績の振り返りを行うことも、特徴として挙げられています。

グーネットの掲載は、MOTOR GATEを通して行う形です。プロトコーポレーションの会社説明資料(2021年3月24日)は、MOTOR GATEの機能の一つに「グーネットへの掲載登録」を挙げ、中古車販売店がリアルタイムにグーネット上への車両掲載と入れ替えができると説明しています。同社の案内資料では、Goo未掲載の販売店には問い合わせのうえでMOTOR GATEの無料プランのログインIDとパスワードを発行するとしています。

掲載の流れカーセンサー(掲載案内ページ)グーネット(会社資料と案内資料)
相談の窓口フォームから相談し、担当者が電話で提案プロトコーポレーションに問い合わせ
申込みに要るもの古物商許可証のコピー、名刺原本又は自社ホームページの情報公式の公開ページでは確認できず
掲載までの期間最短3週間(審査等で変わる)公式の公開ページでは確認できず
車両の登録掲載用の素材を撮影して情報を入力MOTOR GATEで掲載登録と入れ替え

在庫車を販売チャネルに一括登録

カーセンサーとグーネットに加えて、共有在庫サイトや海外向けサイト、自社の在庫ホームページにも同じ在庫を出したい方は、入力1回で各サイトに登録し、売れたら一括で非表示にできる一括登録サービスの資料をご覧ください。

資料請求・お問い合わせ(無料)サービスの機能を見る

MOTOR GATEとC-MATCHの違い

MOTOR GATEとは、プロトコーポレーションが中古車販売店に提供する、グーネットのバックグラウンドシステムです。同社の会社説明資料(2021年3月24日)によると、2013年11月にリリースされ、それまで情報誌とグーネットへの掲載で広告掲載料を受け取っていたビジネスモデルを、販売店から月額利用料を受け取るSaaS型に変えたものと位置づけられています。機能として、販売管理、顧客管理、在庫管理、用品を買えるBtoBのECサイト(MOTOR GATEショッピング)、各種帳票の管理、お客様からの問い合わせ対応、グーネットへの掲載登録が挙げられています。2020年には、写真をもとにAIがグーネットに載せる物件情報を生成する「MOTOR GATE AI」の提供を始めました。同社の案内資料は、MOTOR GATEを、グーネットへの広告出稿の管理から効果分析、顧客管理、車両管理まで扱う車両販売システムと説明しています。

C-MATCHは、カーセンサーの車両掲載システムです。2018年10月30日にC-MATCHとのデータ連携を始めたUcarPAC株式会社の発表では、C-MATCHは入稿と在庫管理のシステムで中古車の在庫情報を管理するものと説明されています。リクルートの公式サイトでC-MATCHの機能を詳しく説明したページは、2026年10月4日時点で確認できませんでした。

比べる点MOTOR GATE(グーネット)C-MATCH(カーセンサー)
位置づけグーネットのバックグラウンドシステム(中古車販売店マネジメントシステム)カーセンサーの車両掲載システム
主な機能(公式資料等)掲載登録、販売管理、顧客管理、在庫管理、帳票、問い合わせ対応、BtoBのEC入稿と在庫管理
料金月額利用料のSaaS型(金額は公式の公開資料に記載なし)。Goo未掲載店向けの無料プランあり公式の公開資料で確認できず
一括登録サービスとの連動対応(グーネットとの別途契約が必要)対応(カーセンサーとの別途契約が必要)

カーセンサーとグーネットの掲載料

カーセンサーとグーネットの掲載料は、どちらも公式サイトで料金表として公開されていません。カーセンサーの掲載案内のFAQは「掲載プランや料金は相談に乗ってもらえますか?」という問いに、販売店のニーズを聞いて最適な掲載プランを提案すると答えており、金額は示していません。グーネットの公開ページにも、販売店向けの料金表は見当たりません。プロトコーポレーションの会社説明資料はMOTOR GATEを月額利用料のSaaS型と説明していますが、金額は書かれていません。ネット上に出回っている「月額いくら」という数字は、特定の店の条件での一例にすぎないため、比べるときは自店の条件で両社から見積りを取ります。そのうえで、毎月の掲載費用を問い合わせ件数と成約台数で割り、1件あたり、1台あたりの費用で見ると、どちらが自店に合うかを数字で判断できます。掲載料の考え方はカーセンサー・グーネットの掲載料はいくら?で詳しく扱っています。

カーセンサーとグーネットの選び方

どちらが良いかは、自店の商圏、扱う車、店の運営のしかたで変わります。掲載台数はほぼ同じなので、次の観点で見積りと説明を比べます。

選ぶときの観点確認すること
自店の商圏での反響自店の地域で同じ車種を探すお客様がどちらに多いか。見積り時に担当者へ反響の見込みを聞く
扱う車輸入車が多いなら、カーセンサーEDGEやGooWORLDなど輸入車向けの媒体があるか
車両状態の見せ方カーセンサー認定、整備点検記録簿や整備履歴の表示など、状態を伝える仕組み
保証の付け方カーセンサーアフター保証など、媒体が用意する保証を使うか、自社保証や保証会社で付けるか
店の管理システムMOTOR GATEで販売管理や顧客管理までまとめるか、今の販売管理ソフトを使い続けるか
費用の測り方1反響あたり、1台販売あたりの費用を3か月以上記録できるか

両方に載せる店も少なくありません。その場合、店頭のプライスボードと両サイトの支払総額、修復歴、走行距離などの表示をそろえ、売れた車をすぐ両方から外す運用が要ります。公取協の支払総額のFAQも、プライスボードを変えるときはインターネット等の広告に載せる価格と相違しないよう注意するよう求めています。

選ぶときに最初に確かめたいのは、自店の売り方に合う管理の形です。グーネットはMOTOR GATEが掲載登録だけでなく販売管理や顧客管理まで担う設計なので、店の管理をMOTOR GATEにまとめたい店と相性が良い仕組みです。カーセンサーは車両掲載システムC-MATCHで入稿と在庫管理を行い、担当者が販売目標の提案や販売実績の振り返りを行うと案内しています。どちらも掲載料の料金表は公開されていないため、両社から自店の在庫台数と地域で見積りを取り、3か月以上、1反響あたりと1台販売あたりの費用を記録して比べます。掲載台数は2026年10月4日時点で両サイトとも52万台を超えているので、規模の差より、自店の商圏での反響で判断するのが現実的です。

カーセンサーとグーネットを併用するときの在庫管理

カーセンサーとグーネットを併用すると、同じ車をC-MATCHとMOTOR GATEのそれぞれに登録し、価格を変えるたびに両方を直し、売れたら両方で非表示にする作業が発生します。共有在庫サイトや自社のホームページにも出していれば、作業はさらに増えます。日本カーネットの「在庫車を販売チャネルに一括登録」は、車両販売管理ソフトに入力した在庫を、カーセンサーのC-MATCHとグーネットのMOTOR GATE(いずれも各社との別途契約が必要)、国内の共有在庫サイト5つ、海外向けポータルサイト4つ、中古車貿易会社サイト、中古車カーリース会社向けサイト、ヤフオク、自社専用の在庫ホームページにまとめて登録し、売れた車を一括で非表示にするサービスです。利用には日本カーネットの整備システム又は販売システムが必要です。小売で動かない車の出口は共有在庫とはで扱っています。

まとめ

カーセンサーとグーネットの違いは、運営会社と、販売店が使う管理システムにあります。カーセンサーは株式会社リクルートが運営し、車両掲載システムC-MATCHで入稿と在庫管理を行います。グーネットは株式会社プロトコーポレーションが運営し、MOTOR GATEがグーネットへの掲載登録に加えて販売管理、顧客管理、在庫管理まで担います。掲載台数は2026年10月4日時点でどちらも52万台を超えており、台数の差は小さい状況です。掲載料はどちらも公式の料金表が無く、自店の条件で見積りを取り、1台販売あたりの費用で比べることになります。併用するなら、店頭とサイトの表示をそろえ、売れた車をすぐ外す仕組みを先に決めておきます。

カーセンサーとグーネットの違いに関するよくある質問

カーセンサーとグーネットの一番大きな違いは何ですか?
運営会社と、販売店が使う管理システムの形が違います。カーセンサーは株式会社リクルートが運営し、掲載の車両情報は車両掲載システム「C-MATCH」で入稿と在庫管理を行います。グーネットは株式会社プロトコーポレーションが運営し、販売店は「MOTOR GATE」を通してグーネットに掲載し、在庫や顧客の管理にも使います。
MOTOR GATEとは何ですか?
プロトコーポレーションの会社説明資料(2021年3月)では、グーネットのバックグラウンドシステムで、2013年11月にリリースされた中古車販売店向けのマネジメントシステムと説明されています。販売管理、顧客管理、在庫管理、各種帳票、グーネットへの掲載登録などの機能を持ち、販売店が月額利用料を支払うSaaS型とされています。
カーセンサーとグーネットの掲載料はいくらですか?
どちらも公式サイトに掲載料の料金表は載っていません。カーセンサーの掲載案内のFAQは、販売店のニーズを聞いて最適な掲載プランを提案するとしています。料金は各社に問い合わせて見積りを取り、1台販売あたりの費用で比べるのが確実です。
カーセンサーに掲載するには何が必要ですか?
カーセンサーの掲載案内では、申込みに必要なものとして古物商許可証のコピーと、名刺原本又は自社ホームページの情報の2点が挙げられています。1台から掲載でき、問い合わせから最短3週間で掲載できるとされていますが、審査の状況で変わります。
両方に掲載すると入力の手間はどうなりますか?
それぞれの管理システムに同じ車の情報を入れ、売れたら両方で非表示にする作業が要ります。日本カーネットの一括登録サービスは、カーセンサーのC-MATCHとグーネットのMOTOR GATEへの連動に対応しています(各社との別途契約が必要)。
在庫車の情報や顧客の管理は、どうすればよいですか?
販売する車の仕入れ値・整備費・売値、顧客の情報、注文書や保証書を1か所で扱えるのが車両販売システム(車販ソフト)です。整備も行う場合は自動車整備システム(自動車整備ソフト)とデータがつながるかを確認します。整備システム 比較や整備ソフト おすすめの情報を見るときは、整備ソフト 安いかどうかだけでなく、整備システム リースなしで始められるか、開業時の台数に合うかも確かめてください。

出典

この記事は次の一次情報をもとに作成しています(2026年10月4日確認)。

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